詩人に詩をもらう

7、8、9と実家に帰省していました。
7の夜に札幌出発。23時頃に帰宅。父の出張に併せての帰宅だったので、車で帰れた。
豊浦から運転許可が出たので1時間ほど夜のドライブ。

さてさて9日の終電で次の日に跨ぎつつも夜の1時半に帰宅し金曜日の授業など出席。

実家に帰省中、4周りぐらい年のはなれた詩人に会いました。
40年以上も長万部のフィールドワークを綿密に続けていて、湿原の植物写真の資料とかいっぱい。へんな化石とか、植物標本とか、とっておきの物がたくさん。小部屋をひっそりとした書斎にして、いろんなものを丁寧に分類して本棚なんかにしまってあった。
画集なんかががすこしだけ部屋の片隅に置いてあって、話の最後に「僕は絵だとパウル・クレーやミロが好きなんだ」と。
それを聞いた瞬間、少し泣きそうになった。
地元にこういう人がいたのかと。
しかもよっぽど年上で、ずっとここに住んでいる人で、こんな人がいるんだねと。
知識がたくさんあるのもすごいけど、
自分の芯だとか魂をちゃんと握って、選んでこの土地に住んでいるという事実に心を震わされた。


あーあ。世の中はなんだっていうんだ。
ほんとうに資本主義まみれの世の中だけど、自分が今ここに生きていることに思わずガッツポーズ。

人の世をつくったものは神でもなければ鬼でもない。
ただの人が作った人の世が住みにくいからとて越す事はあるまい。

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