山本勇一展、教育大修了展、U21

11日に札幌へ行ってきました。タイトル通り3つの展示を見てきました。
その後両親と合流して「アバター」を見ました。

北海道教育大学退官記念 山本勇一油彩画展
時計台ギャラリー

私の大学の油彩の先生でいらっしゃいます。ものすごい実力派でものすごく制作しているのですが、こんなにたくさんの作品を一度に展示したのは初めて。
教育大美術のシンボルと言っても過言ではないぐらいチャーミングな人なのですが、今年で退官ということで回顧展を開くことになったのでした。
展示会場内で先生とお会いしたのですが、その時に謙遜して「若い頃は銀座で発表もしてみたくてやったが、何か違うと思ってやめた。自分の作品は社会をどうこうする訳でもないし、個人的なことでやっているので人に見せるのは好きじゃないのです。」
というような事を仰っていて、私はバカみたいにすごく感動して帰ってきました。
ぜんぜん芯の部分はブレてないし、価値だとかいう言葉に振り回されないで描いていく、そのための人生を作ったっていうのはやはりすごい事だと思うのです。
学生としては残念な限りですが、ぜひはやく画家として暮らしてほしいものです。


北海道教育大学大学院美術・国語(書道)教育専修修了制作展
時計台ギャラリー

ということでこちらは先輩たちの展示会です。
実際に会ったら感想を言いたいです(笑

印象に残ったのは書と金工、映像作品。
書作品2点は金工の佐藤あゆみさんの作品の丸いベンチに腰掛けてゆっくり見ると最高です(笑

映像作品はカメラが仕掛けてあって、リアルタイムな会場内の映像とサイケティックな映像がダブルイメージになっていて、アイヌ民謡の話し手の音声と一緒に流れています。
携帯サイト上でも見せれる仕掛けでしたが私の携帯では見れませんでした。
個人的な体験にもとづいてアイヌ民謡の話をチョイスしたということで「原体験」が絡んで来ていると思うのですが、それと映像とが絡んでないというか、あの語り声がただのミュージックとしてしか機能していなかったので消化不良です。そういう意図なら成功なのかも。

そして卒制展はポートフォリオがあったほうが、無いよりは断然良いです。
いままでの作品の流れがわかるので、よりやりたかったことの意図が伝えられるように思います。


第三回道展U21
札幌市民ギャラリー

壁一面に絵。
落選者が居ないらしいので、つまりはアンデパンダンです。
どうにかして絶対落選確実!な作品を作って出すとかすれば面白そう。
21歳まで出品オーケーなので高校生がメイン。大学生も出してます。

とにかくものすごい物量。
スーパーマーケットのようでした。


以下、「アバター」多少ねたばれ感想ありです。

映像美がすごかったです。
両親は3Dが見たかったみたいで、満足したみたい。
北海道では札幌しか3D見れないらしいですよ。

そしてストーリーも単純でエンターテイメントで面白かったのですが…
手放しで面白い!といえるほどではなかった。でも3時間近い上映時間があっという間だったのには驚きました。


人が死に過ぎてて、全てが無駄な死のような気がしました。もはや共食い的な感じ。
主人公はどっちかというとバカキャラなので最後に英雄扱いみたいになるのが非常に違和感…

主人公、浮かれて調子のってんじゃねーぞ!誰か怒ってあげて!
そうそう…ってお前も調子乗ってんだよ大佐!!

とかって感じでハラハラして見てました。

3Dの奥行きがすごくて、高いところから見下ろす映像なんかは高所恐怖症の人にはお勧めしません。わたしは高所恐怖症なのでそういうシーンになるとむずむずしました。



おわり

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