アートプロジェクトまとめ 2

’00後期〜
自治体・企業と連携が進む傍ら、特定の拠点を必要としないプロジェクトの模索が始まった。代表的なのはトリエンナーレ※やビエンナーレ形式のもの。ヴェネチアビエンナーレ/イタリアやドクメンタ/ドイツ・カッセルなどの大規模国際展がモデルになっている、越後妻有トリエンナーレや横浜トリエンナーレから日本に浸透。
地域全体をフォーカスして地域内の様々な場所で活動を行うことが特徴。

ex)ビエンナーレ、トリエンナーレ形式のプロジェクト
大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ(2000〜)
横浜トリエンナーレ(2001〜)
水都大阪※※(2009)
神戸ビエンナーレ(2009)
愛知トリエンナーレ(2010)
瀬戸内芸術祭(2010)
などなど

ex)その他の特定の拠点を作らないプロジェクト
住み開きアートプロジェクト(大阪/2009)
住み開きを行う人は自宅や事務所を開放することになるので、様々な場所で様々な活動が行われます。
十勝アーティスト・イン・スクール(北海道/2004)
連携してくれる小学校・作家ごとによって違う場所で様々な活動を行っています。


そして現在、数多くある芸術関係の団体は、アサヒアートフェスティバル(2002より開始)、アートNPOリンクによる「全国アートNPOフォーラム」(2003年より開始)などによってお互いの情報を共有している。
またAAFの交流支援プログラムなどを使って地方間での交流事業も毎年行われたり、独自に別地域のマネジメント関係者を講演会に呼ぶなど交流は活発に行われている。

※福岡アジア美術トリエンナーレは1999年から行われている。会場はいづれも福岡アジア美術館。

※※水都大阪はワークショップ系アーティストを100名以上呼んで行ったワークショップの常設展のような取り組みで少し 毛色が違うかも


ということでつづく

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