美術と建築とプロセス

東京都現代美術館で開催中の建築展で見た、アントン・ガルシア・アブリルの「トリュフ」という建築作品がもんのすごく興味深くて、今週のレポート課題のお題として使った。(毎週レポートを書いてます)

アートプロジェクト的なプロセスの顕在化が建築作品でも起こっているということ。
そしてそこでは説話的メタファーの無い、ストーリー化が起こっている。

制作行為でさえも、その場限りの、その過程に固有の=サイト・スペシフィティの部分を要求されている。作家の制作行為(あるいは人生的な経験を作品にする作家なら作家の人生)という限定された時間の区切りの中での、プロセスに付随するストーリーが必要とされている。すべてが仮設的な状況に傾いているような状況を、この作品で見ることができるんじゃないのかと思いました。要推敲だけれど、とても考えさせられた。

コメント