余市アイヌと漆器

輪島で買った四柳さんの「漆の文化史」よいよ。

余市の大川遺跡と入舟遺跡の興味深きこと。ちょこちょこ調べてたら、十三湊(青森の西側のうみ)と繋がっている中世和人もいた。去年近くまでいったところ。あそこらへんは道南と自然環境が似ていて感動したんだよね。それをみて、自然の時間は海ではなくて山が区切っていると確信した。

シャクシャインの戦いに敗れて中世和人は上ノ国に撤退。近世からは八雲の山越関所以北がアイヌ場所?江戸時代、もっと北の長万部にも松前和人いたかな?

余市の大川遺跡からは、近世アイヌの墓からはイオマンテの形式と同じ配置になっている漆器も出土。入舟は漆器一点が高台寺蒔絵。京都の加飾法の伝播した産地から輸入されたものと思われる。


自分の旅の経験と、自然と人の暮らしの仕組みがつながってくるのが一番面白い。


写真は函館の松前漬とおもって購入した、数の子の入ってない仙台産の松前漬。

コメント