ゼミ旅行記録1

管啓次郎(詩人)と佐々木愛(画家)の共同展覧会「Walking-歩行という経験-」開催中です。http://www.sapporo-park.or.jp/moere/event/?p=201

ゼミ旅行の記録を書き付けたいと思います.
8月4日ゼミ生と倉石先生とともに東京羽田を出て,夕張,三笠を探訪。夜に岩見沢の早川旅館に宿泊。岩見沢といえば,つい最近まで住んでいた街です。夕張や三笠ももちろんその間に何度か訪ねた事があります。
日が暮れたころに焼き鳥屋の「三船」のモツ鍋を東京組に紹介したり,次の日は岩見沢炭坑の記憶マネジメントセンター(卒業制作の発表会場だったところ)へ資料見学へ行ったり。それほど昔の記憶でもないのでノスタルジーに浸ることもないのですが、いちばん頭を揺さぶられたのは岩見沢の「におい」。
夜の、木々のにおいには、どうしたって何かを感じずにはいられませんでした。鼻腔から目、頭の先まで澄み渡る感覚。
誘われるように散歩に出て,1、2時間ぐらいうろうろと街を徘徊。

誰ともすれ違わないこと,街灯が少ない事,星が見える事。
ひんやりした空気。木々のにおい。
住んでいた時から好きだった東山公園という大きな公園まで歩いて、肺をここの空気で満たして、星を眺めました。

いままでは明るい街だと思っていたのに,東京に比べたら夜は暗い街なのだと実感。どんなに小さな明かりでも、それは重要な灯火となることもあるいは出来るのかも。

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