写真の整理

ひとまず手元にあるもの、仕分けできるところから手をつけ始めた。どうやって整理しようか考えながらやるので時間がかかります。

例えば結婚式、自分の子供の写真、友達や恋人との旅行。明らかにプライベートな写真もある。作家意識ほとんど感じない素朴な写真。
それらに対してシャッターを切った人はもう居ないけど、写真の向こうにいる人たちの眼差しが撮る人と撮られる人との距離感を雄弁に物語っている。
あるのは写真だけ?私の祖母から、母たちから聞いた話が頭の中でぐるぐる再生させられるのはなんなんだろう。紙芝居の話、駄菓子屋の話、家業の料亭のこと、国鉄のこと、小学校のグラウンドでのスケート、札幌オリンピックの聖火ランナーとして高校生だった叔父が町を走ったこととか、細かいエピソードの断片。

人の一生ってなんなんだ?と考えてしまう。
明日から帰省予定です。
帰宅後の作業のことを考えて、重石をして帰ります。

ちなみに5つ下の従弟は幼稚園のときに、これらの写真を撮った澤さんのことをかなり力の強い魔法使いだと思って恐れていた。いま改めて触れて、彼ってやっぱり魔法使いなんじゃないかと思う。


こちらの箱のスライドは作品としての写真が多いので、ドライに扱える。

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