銀河鉄道

『想稿・銀河鉄道の夜』(劇団Ort-d.d、演出倉迫康史、脚本北村想)の札幌公演初演を見てきました。場所はシアターZOOでした。

ジョバンニとカムパネルラがテンキリンの駅で銀河鉄道を待ちながら、銀河鉄道の登場人物達が次々現れ始めていくという構成で、舞台セットは終始変わらないのですが、それゆえにめまぐるしく場面転換がされているという印象を受けた劇でした。宮澤原稿そのままの言葉がとても引用されていて、宮澤賢治の言葉の世界に引き込まれるのだけど、舞台で進行する物語と宮澤原稿の引用されたセリフ同士、翻弄し合うようだった。というのは、たとえば登場人物が青森挽歌の一部を問いかけのセリフとして話し、それを受けた登場人物が反応したかしないかのうちに、新しい登場人物が現れたり、またすでにいる人物が新しい役柄を与えられていたりするのでした。一つの舞台で役者がたくさんの役柄をこなすのは、人格分裂している感じで、緊張感出るんだけども、笑かす小ネタとかギャグっぽいところもあって、個人的にはなかなかスピードに追いつけてなくて困った。

実家で決まった時間に電車の音とか汽笛の音が微かに聞こえてくるのが最近すごい気になってたんだけど、今回の劇で扱われた銀河鉄道っていう不思議な乗り物、汽車に対する感覚というかイメージみたいなもんが自分にもあるかもなと、反芻しつつじわじわ考え込んでます。

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