「見せびらかしの歴史」佐原真

年末読了した佐原真 さんの考古学エッセイがめちゃんこ面白かった。(私の考古マニア度が上がってきているだけ。いや、佐原さんの本は面白いけど。


これ、現代の展示品にも当てはまるかもwと思っておお〜となった。
君は藤ノ木タイプ、君は大型古墳タイプだね…とか使っていくかな!

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 見せびらかし、ひけらかしによって、自己顕示欲を満たすことは、生まれながらにして人にそなわる性であろう。最近話題になった奈良県の藤ノ木古墳(約一四〇〇年前)の遺物は、まさに見せびらかしの極地である。(中略)/彼らは、「あの冠はだれだれのより上等だ」とか、「あの鞍は中国南部からの到来品だ」「いや朝鮮半島系だ」等々、品定めが出来るほど目利きだったと思う。
(中略)
 見せびらかしを二種類に分ける考古学者の広瀬和雄さん(大阪府文化財保護課)によると、藤ノ木の場合は、共通の理解・認識の上に立った見せびらかし、巨大古墳のほうは、理解・認識を超越した理屈抜き、文句なしの見せびらかしである。

佐原真「見せびらかしの歴史」、『考古学千夜一夜』、1996、小学館

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