oversleeping with a good dream

今週の水曜日に、通学途中の路にあるエスカレータから、見知った顔が見えた。実はそれはまったくの他人のそら似だったのだけど、どうしてもその友達のことを思い出さずにはいられなかった。つかのまの出来事。それがひとつの切っ掛けとなって、ここ数日、頭の奧からその子を含めた、私とその周りにいた仲間たちとの記憶が引っ張りだされている。
別にその記憶自体書き出すとたいしたことじゃない。ありがちな能天気な大学生活を一緒に過ごしたということとか。

件の彼女は今、僻地の、行政区分的にも村の、とある中学校で教員をしている。本当に面倒見の良いさっぱりとした人なので、彼女がいま先生だということが、彼女にとっても学生にとっても良い現象となっていれば、と思う。
とにかく、そういう、ちょっと思い入れのある仲間の一人がいて、その彼女に似ている人を見かけたのでした。

で、その晩には、そういう仲の良かった仲間達が夢に何人か出てきた。
次の朝は寝坊。
ときどきそういうことがある。

寝坊した日の夜に、夢の登場人物の一人・Nの妹が友人を連れて2人で我が家に泊まりにやってきた。春からわたしたちとおなじ大学に通い出した彼女達は、ある部分でどうしても当時の私の投影として見てしまって、失礼とは思いつつもにやにやしながらお話を聞かせていただいた。懐かしい商店街のおじさんたちの名前も出てきて、ますます親近感が湧く。
Nだってやっぱり、特に仲のよい一人だった。いまも北海道に行ったらかなりの頻度で泊まらせてもらうんだけど、会っても何を話すでもない。

あーあいつら今なにやってんだろう。いや、先生をやってるのか。
彼女達の活動範囲が新しくなって行ったり彼氏が出来たりする一方、地元の老年の友人の奥さんが逝去された報を貰う。
とにかく生き物って言うのは交代していくものなんだなあとこういうことで知る。

寝るときぐらいはよい夢を見たい。

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