ロンリープラネット群


さて、明日は岩手である。

ドイツのときもそうだったんだけど、遠出をする前に異常なぐらい気分が落ち込む。この現象がちょっとやばいかも…と思いはじめている。学部2–4年生のときが人生の最低に惨めな気分を引き摺って這い上がる過程だったんだとおもっているのですが、最近のこの暗愁の夜もかなりキツいものがあるのだ。
実際には、当時も今も独りではなく、支えてくれる方や応援してくれる方が必ずいたりして。だから、非常に恵まれた暖かな状況の中に包まれているといえば、そうなのですが。
そういう状況に甘えやすく居座りやすいので、それもまた気をつけなきゃならないところ。本当にいろんな時点でいろいろな方に迷惑をかけて生きている……。

季節性鬱の傾向がある自覚はあり、東京来てかなり上がった感じがしてるんだけど、慣れてしまったのかどうなのか。

ともかく、自分の心をきちんと「観て」、保って行かないといけない。

作品について、以前、「女性なのに広い視野にある」テーマであり、それに引き摺られて死にそうにならないのか?ということを質問され、
「ロンリープラネットによく行く」と応えた。

プロジェクトアーティストのMちゃんは、コールマイン・プラネットというところによく行っているらしい。それは彼女の持っているテーマが、彼女の手がつけられない部分、つまり過去に接していて、そこからの発掘作業を伴っているからだ。そして取り出された化石からコツコツと土を取り除いたり、ふたたび色をつけていく。そこに付けるのは新しい色で構わない、というのがスタンスだと思うのだけど、孤独な作業だと思う。新しい色をつけないとやってられないというのが正直なところなんじゃないだろうか。

たしかに、私も何度もウェットランド・プラネットに一人で行っている。
彼女に影響を受けているだけかもしれないけれど、彼女とは似たようなところがあるんだよなあと勝手に思っている。

これらをせめて、ロンリープラネット群と名付けて繋げよう。

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