Go back Tokyo!!!

台湾の溪頭(Xitou)という山奥へ行ってきました。

たぶん、溪頭は標高が高いため、気候は北海道ぐらい。すごく快適だし、人も少ないし、蚊の毒もわたしにはあんまり効かないタイプだったみたいで、すごしやすかった。
首都、台北(Taipei)は、曇り空だというのに日中30度の灼熱でした。立っているだけで汗がしたたる…(というか、去年の真夏の鳥取レジデンスのお陰ですっかり汗腺が開いたみたいですね。汗がしたたるようになったのはすばらしいことです。今までは汗も出ないで茹だるだけしか出来なかった……)

グループワークで作品をつくる、ということで、学部一年生の時に行った合宿授業のように波瀾万丈なものを思い浮かべていました。けれど、アートコンテンツ専攻生2名と、デジタルコンテンツ生1名、そして台湾政治大學からニューメディア(写真と映像)を学んだ学生1名っていうバランスの良いチームだったので、みんなそれぞれ違う技術をもっていて、ストーリーテラー役がたくさんいるという状況にもならなかった。

当初どういうものが作りたくなっても対応できるように!と気構えて、
写真、ビデオ、詩、テキスト、ウェブコンテンツ、アースワーク、サウンドスケープミュージック、その他いろいろと頭の中でミキシングしながら現地へ向かったわけなのですが、

案外、みんなの意見だとか、現地の視察で感じたことをまとめていくと、
写真とドキュメント映像をプレゼンしよう!と、、、プロジェクト作品の発表になりました。

スケッチブックが無いとなにも伝わらないレベルの英語でなんとかやり取りしていても、きちんとお互い意思の疎通をして、私たちのチームが何を表現したいのかを理解していきながら作品をつくることができたのは大きな収穫。
あと、言語が拙いせいなのか、お互いの役割を明確にして作業できたのもよかった。
わたしの口癖は"What do you think?"から"What do you feel?"に変わり、
みんなの意見を寄せ集めて、どういう表現媒体でどういうアイデアを出せばいままでのミーティングが活きるのか考えてアイデアを出していた。
こういう形式のミーティングの成功体験は、学部1年の冬にやらせてもらったデザインワークのときに経験済みだったかも。
チームのミーティングで出てきた良いアイデアが、振り返ると正にミーティング中に出てきたものであって、誰のアイデア?と聞かれたら、「これは私たちのアイデアです」と自信を持って言える状態。
この状態までもって行けたのは私としては、成功だったとおもいます。

こういう作業は織物と似ている気がする。縦糸と横糸。
話の「経緯」と書くぐらいだから、ストーリーテリングは織物と似ているのでしょう。


しかし、たった5日間ぐらいしか離れてないのに、尋常じゃないぐらい日本語の日常会話が下手になってしまいました。やばい。。。

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