2年間の振り返り

冬至も過ぎて今年の振り返り(二年間の振り返りになって長くなった)。

今年やっと社会人二年目。 生活圏は昨年の徳島・瀬戸内圏から大きく変わり、南は函館、北は札幌、東は室蘭と片道百数十キロの距離を日々爆走する実家暮らしでした。親の車のメーターを半年で少なくとも1万5千キロは上げたらしく、苦笑い。都市以外にも友達と遊んだり出張だったりで、北海道を堪能しました。

北海道は気候・植生が本州以南とはかなり違うので、日々の空気のにおいがまったく違います。夏の日の明るさ、冬の雪の軽さ(常にスノーパウダー)も独特。 去年は四国の農村、今年は北海道の漁師町に住み、本土とも異なる二つの島の違いを直接体感できたのは本当に大きな財産です。

 気候や地形に形作られる人々の生活は、コンクリートに囲まれ一様な生活様式を手に入れた人間が想像できる範囲を、ゆうに超えています。さらに、人がコントロールできる範疇の外にある天候・海流その他諸々に大きく依存して成立している。
体や心がそういった風土に合わせて形作られていく。
こういった体験は子供時代の特権ではなかった。何度でもやりなおしていいのだ。というか、こうやって人は作られていくのかも。
具体的な体験の積み重ねは自分の根っこにり幹になり葉になってくれるだろう、たぶん。
なので私は移動や移住に対して積極的になってきています。(もともと移住者やよそ者に対してかなり懐疑的だったけれど)。

 と、都市圏を毛嫌いしているかのようなことばっかり言っていますが、実際は札幌には何度行ったかわかりません。 今年は年代や業種を超えて、知り合いや友人が多くなりました。特に平岸界隈にめっぽうお世話になりました。いつでも泊まっていいよと言ってくれる方々がいてほんとうに甘えさせてもらいました。

長万部では、沖縄や北海道から友達が、東京在住時の恩師が、ふとした時に訪ねてきてくれて、案内するのが非常に楽しかったです。どうもありがとうございます。

ともあれ、俯瞰すると、この二年は自分にとっては自主的なワークインレジデンスでありAIRのような期間です。 良くも悪くもデトックスみたいな感じでいろいろ固定観念から解放されてます。
社会不適合ぎみなのは生まれてこの方変わらず。

また来年もよろしくおねがいします。

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