知床の岬にて

最近仕事の研修の一環で根室の現存植生を利用して、根室海峡隣接地域の自然林について教えてもらったりしていました。概論のようなものなんだけど、実際に目で見ながら話聞きながら勉強してて、手付かずの自然というのはこんな風になるのかと先月から感銘を受けています。
いろいろ気になることが出てきたので調べてるんですが、ざっくり言うと以下のテーマを設定し、できる範囲で文献をななめ読みしています&しばらく続けます。

・植物学者の舘脇操の残したオホーツク沿岸部、根室海峡沿岸部周辺の植生調査記録やエッセイを中心に、知床のなにが舘脇(当時の学術界)の評価に価するものだったかを知る
・明治時代からの開拓庁、営林署、帝室林野局などの文献、現代の自然保護関係などの文献から、近隣の開拓、林野経営がどのような国家戦略を持って、どういった経緯でおこなわれていたのか
・それらを踏まえた上で、明治開拓〜知床自然保護運動を含む現在までの北海道にまつわる自然保護の感覚を読み解くことができないか

仕事にももちろん役立つのですが、
こちらの開拓状況への理解に対してもかなりプラスになっています。

特定の地域について記された様々な時代の文献を縦横無尽に読み漁るというのはなかなか面白い体験です。読んだ方が良さそうなものがあれば絶賛募集中です‥!

現状を鑑みると、知床のどこに舘脇が紹介した「手付かずの」「原生的」自然が残されているかということを今後具体的にする必要があると思ってます。
舘脇の見たものを見にいったりとかしたい。そのうち地元ガイドさん雇っていっしょに行くとかが超現実的だとおもう。
ちなみに、S60年に環境省によって作成された知床岬の植生マップというものがネットで公開されており(全国くまなく作ってあるみたい)、国土地理院からは航空写真も公開されているので、論文とも突き合わせてだいたいの目星をつけてから踏査すればいいのだと思う。
素人のわたしの勘なので信用できないけれど、そんなにバカ高いところにあるわけではなさそうなので(バカ高いとハイマツ帯になるそうなので)、技術と土地勘のある人といけば自分でもなんとかならないかな〜。見れるもんなら自分も見てみたい。
落石岬の風景(紙にイカスミ)

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