もうひとつの知床

あとがきから読んでいる。
共感する。というか最近戦後開拓関連のことをさらい直してるので尚更こういった文言に染まっている気がする。
羅臼側の開拓についても追いたい。

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岩尾別戦後開拓というのはいったい何だったのか。北海道の大地にあこがれ、何町歩かの地主になるという夢を抱いて、十数年の苦闘の結果、すべてに敗れ果てたのは、北海道戦後開拓のどこにでもある姿であった。
(中略)
知床開拓の歴史が象徴的なのは、残された秘境として、ロマンあふれる土地として宣伝され、現在もなお話題の渦中にあるが、この土地で、かつて開拓者たちの生死をかけた生活が展開されていたことを記録したものはごく少ない。岩尾別開拓の歴史も知らず、知床の自然を語っているとすれば、開拓者たちの無念は行き場ない。
(菊地慶一「もうひとつの知床:戦後開拓ものがたり」、2005、北海道新聞社)

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