http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/juyo_yukei_minzoku/nah-e-0017.htm

http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/juyo_yukei_minzoku/nah-e-0018.htm
おりに入れて飼っている子熊に飲ませる水を汲むのにも使います。小沢や湧き水の出るところまで行って、直接このキサルシパッチに汲んできて、ヘペレオイペプ(子熊の餌入れ)に入れて子熊に飲ませるのです。アイヌにとって熊は神であり、子熊は神の国からアイヌの国土に毛皮と肉を持って訪れた大切な客なので、神の国へ送り届けかえすまではその家にあるいちばん上等の器で水を汲んで飲ませるのです。また、金具の持ち手のついたパッチもあり、その鉢をもキサルシパッチといいます。

=============

漆の引力なんか、鹿の魂的なものの引力なんかわからないけど、アイヌの熊送りの儀式で使われる漆器のことについてぶち当たると、どうもやっぱり漆は動物の命に関連した曰くがあるみたいです。それは敬意の証なんだと言われておりますが、本当におもう。ほんとにそうだなあ、と。この数ヶ月の漆リサーチを通じてびっくりするほどの納得を得た。



コメント